ばみ樹の種

ヒュムノスなどなどなんやり日記

第一紀成語編8:時制 疑問文 ~する人 ~したい ~しながら 一人称以外の主語

今回はこまごまとした表現をたくさんあげていきます。
数は多いですが難しいものはそんなにありません。


時を表す

これは第一紀成語編5で少しだけ触れました。
時を表す単語は、それがかかっている文の最後に置きます。
ヒュムノス語には時制がないので、これらを使って無理やり時制を表すのも一つの手です。

Wee apea ra hymme PAJA ides.
、パージャを謳っ
ides(昔)

Wee paks ra tek tes yor fedyya.
明日、あなたのもとへ行きます。
fedyya(明日)


疑問文

ヒュムノス語で存在する疑問詞はたった一つ、whai(なぜ)のみです。なので「誰が」「どこで」「何を」などの疑問詞を用いた疑問文を作ることはできません。
解答が「はい/いいえ」になる文章は「?」を使えば表現できます。(しかしヒュムノス文字に?は存在しません)
whaiはpresia、aiphと同じく想音直後に置くことができます。

Wee guwo ga whai herr sonwe.
なぜ彼は謳うのだろうか。
whai(なぜ)

Yorr eta sor?
貴方はそれを食べますか


~する人、~する者

「○○を××する人」という文章をまとめる単語があります。whouです。
このwhouは英語嫌いを苦しませる間接代名詞のような使い方ができるようですが、残念ながら英語のwhoとは違い「誰が~」という使い方は公式の歌詞では見られません。実際「誰」として使えるかは闇の中です。

Was jyel ga whai rre pauwel ferda ween whou na jass sor.
なぜ力はそれを求めない人の中に宿るのだろうか。
pauwel(力) / ferda(宿る) / whou(~する者) / jass(求める)

この場合、whou na jass sorが一つの名詞のようになっていることがわかります。


~したい

「○○したい」という表現は、公式の歌詞の中では「○○する」と同じ場合が多いです。
しかしそれでは意味が伝わりにくいので、伝えるためのヒュムノスには適していません。公式の歌詞でも「○○したい」と明確に表現している部分がわずかながらにあります。永久に結びての「Was yea ra ieeya houd(抱きしめていたい)」という部分です。この教本はそこに従っていきます。

Wee quel ra ieeya hymme.
私は謳いたい
ieeya(希望)

ieeyaの他にもwearequewie(望む)を使ってもよいでしょう。


~しながら…する

同時に二つの動作をすることをあらわすときは、enwで動詞や文をつなぎます。

Wee yea ra crushue hymmnos enw grlanza.
私は踊りながら詩を紡ぐ。
enw(~しながら)/grlanza(踊る)


想音のある文章で「私」以外の主語

基本的には「私」以外が主語の想音つき文は表現できません。が、基本の文法通りにする場合でも、屈折した表現を使えば主語が「私」以外の文章もやや無理やりですが不可能ではありません。
その場合、firleを使います。その時のfirleの対象は想音になります。

Was yea ra firle herr melenas mea.
彼は私を愛する。(ことを、とてもうれしく感じている)
melenas(愛する)

この表現には欠点があります。それは、上の例文の場合だと、「私は彼が私を愛していることを感じる」とも訳せてしまうところです。
また、ややアンフェアですが想音の直後に主語定義をした名詞を置くことで表現する場合もあります。こちらは公式の詩でところどころやっています。

Was ki ra yorra sarrifis anw omnis noes.
貴方たちは自分たちのすべてを捧げる。

また特殊な例ですが、EXEC_HAIBANATIONでは文末に主語を置くことで主語が「私」以外の文章を表現しています。この場合は想音直後の動詞が文末の主語の動詞になります。

Fou paks ga hymme faura.
小鳥が謳う


今回出てきた単語

アルファベット 意味
ides 過去
fedyya 明日 【未来】
whai なぜ~なのだろう
pauwel
ferda 宿る
whou ~する者
jass 求める
ieeya 希望
wearequewie 望む 願う 希望する
enw ~しながら
grlanza 踊る
melenas 愛する 大好き
faura 小鳥

これで第一紀成語の文法はすべて終わりです。意外と短かったのではないのでしょうか。
次から新約パスタリエ編が始まります 。わからないところがあるならば、第一紀成語編をもう一度読み返してください。