ばみ樹の種

ヒュムノスなどなどなんやり日記

第一紀成語編6:presia 命令文

今回は「~してください」という表現の方法です。 前回、前々回は内容がたくさんありましたが、今回は軽めです。


「presia」を使って「~してください」と伝える

相手に何かしてほしい時は基本的にpresiaを使います。
「presia+動詞」で「動詞してください」や「(相手に)動詞になってほしい」という意味になります。いうなら丁寧な命令文です。
公式のヒュムノスの日本語訳では「~したまえ」になることがよくあります。
またこのpresiaはaiphと同じく、想音の直後、動詞の前に置かれることが多いです。

Fou ki ra presia sonwe.
歌ってください
presia(してください) / sonwe(歌う)

Wee paks ra kiafa yor hynne iem, presia messe.
あなたの声が聞こえる今、どうか伝えてください
hynne(声)

Was i ga presia rana tes yeeel lof.
遠い所へと走ってください
rana(走る) / yeeel(遠い) / lof(場所)

後者の文章の想音に注目してください。Was i gaなので、この文章を発している人物はとても焦っていて、その状態を脱したいと感じています。そんな状態で何かしてほしい時に発する言葉は、きっと「~しろ!」のような命令文になるでしょう。
ここでは意訳を訳文に載せないようにしているためそんな風に記載はしませんが、もしもpresiaが含まれる文を読んだり、紡いだりする場合は想音に気を付けるとおもしろいかもしれません。


想音なしで伝えてみる

今回はあえて想音なしの方法も載せておきます。なぜならば、公式の歌詞で「~せよ」「~しろ」という命令文は想音なしの文章で表現していることがほとんどなためです。しかし、こちらは「ただ単に想音がない文章」と区別がしにくいという欠点があります。ヒュムノスの歌詞を作るため、誰かに想いを伝えるためなど、その文章を紡ぐ目的によってpresiaと使い分けるとよいでしょう。
想音なしでの命令文のやり方は、動詞を先頭に置くだけです。英語の命令文と全く同じですね。
この方法での命令文は「~してください」ではなく「~しろ」「~しなさい」という意味になります。

Wassee anw fane lusye.
慈愛の光を讃えよ
wassee(讃える) / fane(慈愛)

Knawa omnis ar tonelico.
アルトネリコのすべてを知りなさい
omnis(すべて) / ar tonelico(アルトネリコ)

今回出てきた単語

アルファベット 意味
presia ~します様に ~どうか…して下さい 【頼む】
sonwe 歌う 【謳う】
hynne
rana 走る 駆ける
yeeel 遠い
lof 場所
wassee ※賞賛 讃えよ!
fane 慈愛
omnis 全て
tonelico 神木

今回でてきたpresiaを使えば、ヒュムノス語での会話がいろいろはかどるでしょう。
といっても、ヒュムノス語は語彙的に会話にはとことん向いていないのですが。